写真コンタクトシートの作り方|固定番号で選び、A4で確認する

撮影した写真を家族や制作相手に見てもらうとき、画像を何枚も送るだけでは「どの写真を選んだのか」が曖昧になりがちです。小さな写真を一枚に並べるコンタクトシートなら、全体を眺めながら候補を絞れます。

HIKARI STUDIOの写真コンタクトシート作成ツールは、各写真にP001などの固定番号を付けます。共有用の一覧PNGと、番号から元ファイル名を探すためのTXT対応表を分けて保存できます。写真をサーバーへアップロードせず、ブラウザ内で処理します。

コンタクトシートは「選ぶための一覧」

今回のツールは、数枚から最大24枚の候補を並べ、使いたい写真を番号で伝える用途に絞っています。たとえば、アルバムに載せる家族写真、撮影後の構図候補、制作物に使うカットの確認です。単に見栄えよく飾るコラージュとは目的を分け、縦位置と横位置が混ざっていても画像を切り取らずに収めます。

元の写真を縮小した一覧なので、ピントの厳密な確認やプリントの色合わせには向きません。候補を決めたら必ず元画像を開き、表情、細部、明るさなどを確認してください。

写真を追加し、固定番号で並べ替える

  1. 必要に応じて、グループ名に「カメラA」「ロール01」などを入力します。
  2. 「写真を選んで追加」からJPEGまたはPNGを選びます。追加のたびに、その時点のグループ名が写真へ付く仕組みです。
  3. シート名と列数を決めます。2列は写真を大きめに見たい場合、3〜4列は候補が多い場合の出発点になります。
  4. ↑↓で順番を調整するか、ファイル名順へ並べ替えます。不要な写真は「外す」で一覧から取り除けます。

並べ替えたり途中の写真を外したりしても、残りの番号は変わりません。たとえばP002を外しても、P003をP002へ詰め直すことはありません。追加した写真には新しい番号を付けます。直前の追加・移動・削除・並べ替え・全消去は、一度だけ取り消せます。シート名や列数などの設定変更は、この取り消しの対象外です。

番号が固定されるのは、同じ画面を開いている間だけです。再読み込みや別のタブで作り直すと番号が重複します。「撮影日+用途+版」のようにシート名を分け、PNGと対応表をセットで保管すると混同を減らせます。

同じファイル名があるときはグループで区別

複数のカメラやカードから集めると、同じ「DSC_0001.JPG」が複数存在することがあります。ツールは名前が完全一致する写真を見つけると警告します。写真そのものを比較した重複検出ではなく、大文字と小文字が異なる名前も別名として扱います。

カメラやフォルダーごとにグループ名を付けて追加し、番号・グループ・画像を照合してください。ツールは元のフォルダーパスを取得しないため、ファイル名だけで保存場所を特定することはできません。グループを入力せず追加した場合は「追加1」などの名称が入ります。

共有するPNGと、手元に残す対応表

「一覧PNGを保存」で、一枚の一覧画像を書き出します。標準では、各写真の下にチェック用の四角と選別番号だけを表示します。番号から元写真を探すには「元ファイル対応表を保存(TXT)」も使ってください。対応表には、その時点の表示順で番号、グループ名、元ファイル名が入ります。

元ファイル名も一覧画像に入れたい場合はチェックをオンにできます。長い名前は画像内では省略されますが、対応表には全文を入れます。改行などの制御文字は文字コードの表記へ置き換えます。名前に個人名や依頼内容が含まれることもあるため、画像と対応表の共有先を別々に確認しましょう。

A4印刷とPNGの画素数は分けて考える

出力PNGは1240 × 1754pxで、A4用紙に近い縦横比です。A4の210 × 297mm全面へ配置すれば約150ppi相当になります。ただし、これは画素数と配置寸法から計算した値で、ファイルに記録されるdpi情報が150という意味ではありません。

「A4印刷 / PDF保存」はブラウザの印刷画面を開きます。A4縦、倍率100%、ヘッダーとフッターなしを確認してください。ページは10mmの余白と幅190mmの画像を指定していますが、印刷ソフトやプリンターの設定が優先される場合があります。切れや不要な2ページ目がないか、実際の印刷プレビューで確認します。PDF保存を選べる環境では、送信先としてPDFを指定できます。

PNGを別のアプリで印刷する場合も、dpiタグ任せにせず用紙と配置サイズを確認してください。個別写真を大きくプリントするための画素数は、写真の印刷サイズ・DPI計算ツールで別途確認できます。

読み込める画像と、うまく動かない場合

対応形式はJPEGとPNG、最大24枚です。1枚20MiB以下、長辺10,000px以下、4,000万画素以下に制限しています。読み込み後は長辺1,000pxまで縮小して保持します。HEIC、RAW、SVG、GIFは対応していないため、必要な写真をJPEGまたはPNGへ書き出してから選んでください。

追加できない画像があっても、読み込めた写真は一覧に残り、追加できなかった理由を表示します。枚数の上限を超えた分は追加しません。スマートフォンで処理が重い場合は、一度に選ぶ枚数を減らすか、コピーを縮小して試してください。ブラウザや端末の空きメモリーによって使える範囲は変わります。

写真の権利とプライバシー

本ツールは外部API・CDNを使わず、画像や入力文字を送信しません。Cookie、LocalStorage、SessionStorageへ作業状態を記録することもありません。元のファイルを編集・削除せず、利用者が保存した出力だけが端末に残ります。再読み込みすると作業状態が失われるため、必要な出力は閉じる前に保存してください。

ファイル名を隠しても、写っている人や場所は画像から分かることがあります。自分が利用する権利のある写真を使い、被写体や共有相手に配慮してください。

写真コンタクトシートを作成する

技術上の参考資料

PNGの書き出しにはブラウザ標準のCanvas APIを使用しています。形式や解像度情報の扱いは、MDNのHTMLCanvasElement.toBlob()解説を参照してください。

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