SDカードを選ぶとき、「何枚撮れるか」を先に把握すると、旅行やイベントでのカード交換の頻度を判断しやすくなります。ただし、同じカメラでもRAWかJPEGか、圧縮率や被写体によって写真1枚の容量は変わります。カード容量だけから正確な枚数を断定することはできません。このページでは、撮影後に表示される実ファイルサイズを使い、保存枚数の目安を出す方法を説明します。
SDカード容量と1枚の容量から目安を計算できます
基本の計算式
カード容量をGB、写真1枚のファイルサイズをMBとすると、単純な目安は次の式です。
枚数=floor(カード容量GB × 1,000 ÷ 写真1枚あたりMB)
カードに表示される容量は通常、1GB=1,000MBの十進法です。一方、パソコン上では1GiB=1,024MiBとして表示されることがあり、見かけの数値が小さく見えます。ここではカードの公称容量と合わせて十進法で統一します。
128GBカードで30MBの写真を撮る例
128GBをすべて写真に使い、1枚30MBなら、128×1,000÷30で約4,266枚です。ただし、空き容量を5%残すなら使う容量は121,600MBとなり、約4,053枚です。実際のカードにはファイル管理用の領域があり、カメラの残り枚数表示も独自の見込み計算を行うため、この数字と完全には一致しません。
1枚の容量は何で変わるか
- JPEG、HEIF、RAW、RAW+JPEGなどの記録形式
- 画素数、画質設定、ビット深度
- 被写体の細かさ、暗部ノイズ、圧縮方式
- 連写やブラケットで同時に記録するファイル数
特にRAWは、同じ機種・同じ設定でも圧縮方式や被写体によって容量が変わることがあります。安全に見積もるなら、普段の撮影データから大きめの数値を入力するか、予約率を5〜10%程度にしておくと余裕を持てます。
カード容量は枚数だけで決めない
必要枚数を満たしても、1枚の大容量カードに集約すると紛失・故障時の損失も大きくなります。仕事や旅行では、撮影日ごとに複数枚へ分ける、撮影後にSSDなどへ二重保存する、といった運用も検討が必要です。また、連写や動画も使うなら、容量だけでなくカメラが求める書き込み速度規格を取扱説明書で確認してください。このツールは速度・互換性・データ保全を判定するものではありません。
まとめ
保存できる写真枚数は「カード容量÷写真1枚の容量」で見積もれますが、実際には管理領域とファイルサイズの変動があります。直近の撮影データから1枚の容量を確認し、少し空きを残して計算すると、現場で容量不足になるリスクを下げられます。
